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レビュー『日本楽器法』三木稔 著

(初出2009年1月18日)日本楽器を用いた独自の音楽で知られる三木稔氏による、邦楽器(日本楽器、和楽器)版「管弦楽法」と呼ぶべき一冊です。日本の管楽器・抱絃楽器・伏絃楽器・打楽器それぞれの構...
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レビュー『西洋音楽史―「クラシック」の黄昏』岡田暁生 著

(初出2008年11月28日)素晴らしい意欲作です。学問的な精密さや正しさを追及したものや、歴史人物たちの解説に留まりがちな音楽史の本の中で、本書は異彩を放っています。本書では“西洋(芸術)音...
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レビュー『完本・管絃楽法』伊福部昭 著

(初出2009年1月4日)出版以来、管弦楽法の最高峰としての地位を不動のものとしてきた名著であり、「管弦楽作品を書くためのバイブル」と呼ぶべき本です。自らが管弦楽法の名人でもある伊福部昭氏によ...
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レビュー『管弦楽技法』ゴードン・ヤコブ著

(初出2009年1月23日)わずか120ページほどの本書の中に、管弦楽法のエッセンスが収められているのは驚くべきことです。著者ゴードン・ヤコブ(ジェイコブ)氏の長年の経験から生まれた警句の数々...
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レビュー『大作曲家が語る 音楽の創造と霊感』アーサー・M・アーベル著

(初出2009年1月23日)(※本書は『我、汝に為すべきことを教えん』を改訳・再編集したものです。以下の文章は以前の版にもとづいて書かれたものです。)ブラームスやR・シュトラウス、グリーグなど...
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レビュー『オーケストラ』アラン・ルヴィエ著

(初出2015年3月25日)本書は、管弦楽法の歴史のガイドブックであり、各時代の作曲家たちの実践のダイジェストであり、管弦楽法の変遷の概要を示すものです。著者は、管弦楽法を「それぞれ固有の音色...
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レビュー『音楽史と音楽論』柴田南雄 著

(初出2015年4月7日)大変に個性的な音楽史の本です。冒頭ではタイムスケールが縄文時代(石器時代)から始まり、考古学的に史実を列挙しながら音楽文化の変遷を追っていき、そのまま古墳時代・飛鳥・...