エッセイ

エッセイ

不正の取り締まりと、まだ名づけられない創作~AI音楽をめぐって

先日、音楽配信プラットフォームのBeatportが、AIによって生成された楽曲の販売を禁止したというニュースを目にしました。完全にAIが生成した楽曲は入稿の段階で弾かれ、人間が主体となって...
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言葉は似姿をつくり、そして感覚を更新する

(初出2026年3月30日)何かを言葉にしようとするとき、私は対象そのものをそのまま掬い上げているのではなく、その対象の似姿を新たに形づくっているのだと捉えています。複雑な心境や、輪郭の定...
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消耗すること、習熟すること、土壌を整えること

サンプリング素材を中心に用いた作品を仕上げたとき、ある種の脱力感(肩透かし感)を覚えることがあります。とはいえ、結果として形になった音楽に不満があるわけではなく、むしろ完成したことへの充実...
エッセイ

アウトプットという痕跡、あるいはOSの自画像について

リアルで関係性のある人から見ると、私は論理的な──もっと率直に言えば理屈っぽい──人物として受け取られている傾向があるように思われます。相手からすると、話題の整合性を確かめたり、議論の筋道...
エッセイ

晩秋という和音~二季の時代に思うこと

私の好きな季節は晩秋です。夏の暑さが去り、空気ががらりと入れ替わって冬を予感させ始める、あの時期です。ついこの間まで半袖でいたのに、ふと気づけば上着を羽織らないと風邪を引きそうな空気になっ...
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『Contour of Oblivion』ライナーノーツ

Contour of Oblivion by Masaharu本作は、作者のテーマのひとつである「繊細に揺らぐ構造と展開」をIDM(Intelligent Dance Music)として追...
エッセイ

論理という名の楽器:MSXとMMLの原風景

工作が大好きだった少年時代の私は、しかし常に「素材」という名の不自由さと格闘し、ある種の敗北感を抱いていました。木材や金属といった物質が持つ固有の硬さ、そして加工に際して要求される熟練した...
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世界の残酷さと、作品という城塞~映画『関心領域』を観て

「解説Podcast」先日、映画『関心領域』を観ました。アウシュビッツ強制収容所の所長だった、ルドルフ・ヘスとその家族を描いた作品です。その感想は「静かな衝撃」という言葉が最も近いでしょう...
エッセイ

AIは音楽を作るのか、それとも音楽家を拡張するのか

2026年1月21日、ACE StudioとEASTWEST Soundsの業務提携が発表されました。一見すると、また一つ「AIが音楽制作を変える」という類のニュースのようにも見えます。し...
Cubase / DTM

Cubaseのテンプレート作成を「レイヤー構造」で考える

「解説Podcast」あなたは、巨大なオーケストラ・テンプレートを前にして、途方に暮れたことはないでしょうか。あるいは、真っ白なプロジェクトを前にして、最初の音色を選ぶこと自体が億劫になり...