エッセイ

音楽が生まれ、育まれるところ

(初出2009年1月8日)朝日新聞のサイトで興味深い記事を見つけました。Link 「坂本龍一さんに聞く ネット時代の音楽表現とは」タイトルだけを見ると、Web2.0時代以降の新たな視点や展開と...
エッセイ

要素や素材を絞った環境にて

(初出2006年7月1日)先日、アフリカの民族楽器カリンバの「組立キット」なるものを購入。久しぶりに簡単ながらも工作を体験しました。仮止めした金属鍵の下に支点となる金属棒を潜り込ませるという作...
ライナーノーツ

『Garden of the Echigo Lion』ライナーノーツ

Garden of the Echigo Lion by Masaharu全編にわたって即興的な演奏を続ける三味線パートと、停滞と変化を不規則に繰り返すリズムパート。それらが折り重なるように奏...
エッセイ

「知るを楽しむ」を愉しむ

(初出2007年3月29日)レコーダーに録っておいた、NHK「知るを楽しむ」を観る。篠田監督が語る武満徹のシリーズ第4回でした。個人的にちょっと印象に残ったのは、自然・樹の峻厳さに関する発言の...
エッセイ

ハイセンスな仕事ぶりに感動。『新オバケのQ太郎』のテーマ

(初出2006年8月18日)マイカーのFMラジオから聞こえてきたサウンドとグルーブ感に、頭をガツンとやられた感じです。その曲は『新オバケのQ太郎(1971年)』のテーマ。「あのねQ~太郎はね~...
ライナーノーツ

『Warmth of Stagnation』ライナーノーツ

Warmth of Stagnation by Masaharuタイトルチューンである一曲目『Warmth of Stagnation』は、ゆったりとしたアルペジオがリズムパターンと和音を...
エッセイ

ユーリ・ノルシュテインのアニメ作品を観て

(初出2008年11月16日)ノルシュテイン氏は、『霧につつまれたハリネズミ』や『話の話』など、その詩情あふれるアニメーション世界の深みと繊細さから、数多くのアーティストからリスペクトされてい...
エッセイ

和声症候群のこと

(初出1999年10月22日)和声と言ってしまうと、ある限定されたものを想像してしまいますが、この場合の和声とは「音の集合の移ろい」という大雑把なものだと考えてください。十代以前の頃の私は、音...
エッセイ

佇む者に圧倒される

(初出2006年8月5日)私は、昼夜を問わず一人で自動車を走らせることを楽しみの一つとしています。目に飛び込んでくる風景を刺激とし、抽象具象あれやこれやの想像世界に半歩踏み込みつつ、他の車やひ...
エッセイ

奈良美智氏への随想

(初出2006年06月26日)2006年06月25日、ドキュメンタリー番組『情熱大陸』を観る。出演は美術家の奈良美智氏。以前から私は、観る側に“大人の念”がこめられたような子供の眼差しを向けて...