エッセイ

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音楽は自然の法則か~『音楽する精神』を読んで

(初出1999年12月8日)世の中には自然指向と言える様な、人工ではなく自然から生まれたものの方が価値があるとする見方があります。そして、音楽の世界にもその価値体系があります。厳密には「自然現...
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クラシックがクラシックである理由~『クラシックを聴け!』を読んで

(初出1999年11月25日)今回は、舌鋒鋭い批評を繰り広げている許光俊氏の「クラシックを聴け!」を取り上げてみます。本書はサブ・タイトルに「お気楽極楽入門書」とありますが、その内容は鋭く、下...
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回答法という回答~『コード・スケール ハンドブック』を読んで

(初出1999年10月22日)スケール(音階)に関する理論の多くは次の様な要請から生まれています。ある和音が鳴っているとき、旋律にはどのような音の可能性が有るのかというものです。逆に、旋律から...
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新たな調性世界を求めて~『ブルー・ノートと調性』を読んで

(初出1999年10月22日)「ブルース」という音楽に対する疑問の数々は、「ブルー・ノート」に対する疑問として集約されるでしょう。今までにも数々の音楽家や音楽学者らによって様々な形で解明しよう...
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作曲中の曲と遠足へ行く

(初出2007年4月17日)今日は天気が良かったので、携帯レコーダーに作曲中の曲を保存し、それを持ってサイクリングへ行ってきました。さんさんと降り注ぐ太陽の光の下、眼前には緑萌える山並みと小波...
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口琴(ジューズ・ハープ)に挑戦中

(初出2006年7月8日)この前の「カリンバ組立キット」体験に気をよくした私は、さらなるアイテムを模索。そしてある楽器に目を付け入手し、そして練習中です。それは「口琴(ジューズ・ハープ)」です...
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PCとシーケンサ(DAW)を一新した際の考察

※はじめに&注意書き以下の文章は2007年11月10日に発表されたものです。PCやDAWに関する内容は当時の状況を踏まえたものであり現在とは異なる点があります(ちなみに2025年現在はWind...
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音楽が生まれ、育まれるところ

(初出2009年1月8日)朝日新聞のサイトで興味深い記事を見つけました。Link 「坂本龍一さんに聞く ネット時代の音楽表現とは」タイトルだけを見ると、Web2.0時代以降の新たな視点や展開と...
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要素や素材を絞った環境にて

(初出2006年7月1日)先日、アフリカの民族楽器カリンバの「組立キット」なるものを購入。久しぶりに簡単ながらも工作を体験しました。仮止めした金属鍵の下に支点となる金属棒を潜り込ませるという作...
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「知るを楽しむ」を愉しむ

(初出2007年3月29日)レコーダーに録っておいた、NHK「知るを楽しむ」を観る。篠田監督が語る武満徹のシリーズ第4回でした。個人的にちょっと印象に残ったのは、自然・樹の峻厳さに関する発言の...